JR東日本の観光列車「ひなび」が花輪線を走りました!

JR東日本の観光列車「ひなび」が花輪線を彩る



雪の残る安比高原〜赤坂田間を走る「ひなび」

ひなび とは

2023年からJR東日本が運行する観光列車「ひなび」は、漢字で「陽旅」と表記され、「ぬくもりのあるゆったりとした旅」をテーマに命名された特別な車両です。

1号車はグリーン車両になっていて、広々とした空間が特徴です。
座席は、主に4人掛けまたは2人掛けのボックスシートを中心に配置されています。

2号車はリクライニングシートを採用した普通車です。

どちらの車両も側面に大きな窓が設けられています。走行中の美しい景色を存分に楽しめるのが「ひなび」の大きな魅力です。

「ひなび」は、通常は週末や観光シーズンを中心に釜石線や山田線、大湊線にて運行されていますが、2025年11月29日(土)、30日(日)の二日間、秋の臨時列車運行の一環で、今年も花輪線内を走行しました!

花輪線の走行は昨年に続く2回目となり、今年はさらにパワーアップ。
昨年は設定のなかった「ひなび みちのく」も加わり、走行回数が増えました。沿線の風景を楽しみながらの旅に、多くの注目が集まりました。

JR東日本の「ひなび」紹介・運転日と時刻表、および予約ページ(外部リンク)

今回花輪線を走行した各列車の運行ルートはこちら!

はちまんたい通信のSNSより引用。

この表にあるように、盛岡駅を出発したあと八幡平市内では
大更、北森、安比高原、荒屋新町に停車し、終着駅に向かいます。

「ひなび 八幡平」(安比高原〜赤坂田間、荒屋新町駅)

私は運行日である29日、「ひなび 八幡平」の往路を、安比高原〜赤坂田間と、荒屋新町駅にて撮影しました。

八幡平、奥羽山脈を背に向かってくる「ひなび」(安比高原〜赤坂田間)

 荒屋新町駅では、約13分間の停車時間がありました。この停車時間を利用して、多くのお客さんがホームに降りて、写真を撮っている姿が見られました。旅の記念となる一枚を熱心に撮影し、駅の雰囲気も楽しんでいたようです。


多くの方がホームに降りて、車両の観察をしていました。

鮮やかな赤いラッピングが特徴的な車両。


やがて発車時刻となり、列車は警笛を鳴らしながらゆっくりと大館方面に向けて進んで行きました。
運転手さんや車掌さんはもちろん、乗客の皆さんが窓から手を振る姿がとても印象的で、温かい気持ちになりました。

運転手さんも

乗客の皆さんも

車掌さんも手を振っていました。

列車を見に来た地元のご家族にインタビュー

荒屋新町駅では、列車に乗車しないご家族が熱心に見学をされていました。
市内のご家族で、北森駅で一度見学した後、時刻表を見て荒屋新町駅の停車時間を利用して見に来たとのこと。

お子さんたちは「ひなび」の写真を撮るのに夢中で、親御さんは停車中に外から車内を観察し、
「とても豪華で、個室になっているのでゆったり過ごせそう」と感想を話してくれました。
お子さんたちは「今度は乗ってみたい!」と目を輝かせていました。

最後に、ご家族全員ではありませんが、
駅前にて記念写真を撮影させていただきました。


「ひなび」は、乗車した方だけでなく、沿線から見送った方々にとっても、忘れられない素敵な思い出になったと思います!
(移住コーディネーターA)