「岩手に新しい小学校をつくる会」サマーキャンプ

豊かな自然の中で五感をフル活用!
「岩手に新しい小学校をつくる会」サマーキャンプ

岩手県八幡平市細野にあるペンション「タンデム」にて、7月26日から2泊3日のサマーキャンプが開催されました。これは、「岩手に新しい小学校をつくる会」が主催したもので、自然の中でのびのびと学ぶことを目的とした体験型イベントです。

夏の宿泊キャンプは今回で2回目とのことで、昨年は日帰り、春や冬にもキャンプを行うなど、継続的に活動を続けているそうです。


手作りの看板が迎えてくれました。

大自然の中で思いのままに

取材に訪れた2日目の午後、参加した子どもたちはペンションの裏を流れる川に入ったり、山に設置されたロープで遊んだりと、思い思いに自然を満喫していました。


大人も子供に混じって川遊び!


管理者のもとで安全に木登りやターザンロープを楽しみました。


夏といえばスイカ割り!

遊んでいると、川で冷やしていたスイカが登場しスイカ割りが始まりました。
楽しそうな歓声が森の中に響き渡ります。


カメラに向かって決めポーズ!


みんなの声掛けの甲斐あって無事に割れました!


みんなと一緒に食べると格段に美味しく感じました。

協力して夜ご飯作り!

夜は、みんなで力を合わせてカレーづくりに挑戦。
野菜を刻む人と、薪を割ったり火おこしをする人に分かれました。

お昼過ぎに川でニジマスの掴み取りをしていたようで、塩焼きの準備もしていました。


薪割りは大人が安全に行い、


子供達で協力して薪や落ち葉を並べました。

みんなで野菜をたくさん切り、


煮込みます。

火の周りには大人の監督者もたくさんいるので安心です。

ニジマスの塩焼きも炭火で焼きます。

野菜たっぷりカレー。

ご飯も美味しそうに炊けました。


完成しました!一杯いただきましたが、とても美味しかったです!


みんなで美味しく食べました。

ホタル観賞ナイトツアー

夕食後のお楽しみは「ナイトツアー」。当初の予定では星空観察でしたが、曇り空のためホタル観賞に切り替えました。

バスでホタルが現れる場所に向かうと、車のハザードランプに誘われて数匹のホタルが飛びながら光を見せてくれました。

鑑賞の前に蛍についての説明がありました。


数匹のホタルが姿を現してくれました!

ロッジに帰った後には参加者全員にオリジナルTシャツが配られ、かけがえのない夏の思い出になりました。


【インタビュー】参加者の声

今回、地元細野から参加したという小学生は、「このようなキャンプは慣れているけど、知らない人たちと協力してやりきることが楽しかった。また参加したい。」とニジマスを頬張りながら話してくれ、協力することの楽しさに気が付いたようでした。


インタビューに答えてくれた小学生(右)


また、今回お子さんではなく、親御さんだけで参加された男性は、
「子どもたちの主体性が本当にすごかった。また、主催者の方の柔軟な対応にも驚いた。お昼に余った流しそうめんと、夜のカレーを混ぜて『カレーそうめんにして食べよう!』というような自由な発想がとても素晴らしかった。ぜひ今度は自分の子どもも参加させたいと思った。」と、キャンプでの子供たちの様子と主催者の臨機応変な対応に感銘を受けたようでした。


【インタビュー】主催者に聞くサマーキャンプの想い

今回のサマーキャンプの参加者は岩手県内だけでなく、関東圏からも多く集まり、その割合はほぼ半々だったそうです。
参加者の構成も毎回工夫を凝らしており、「岩手に新しい小学校を作る会」の代表理事を務める
吉田大介さんは「今回は子どもだけ、親子、大人だけなど、多様なメンバーが参加できるようにした」と話してくれました。

また、ペンション「タンデム」の魅力について、「川も山もある豊かな自然環境が最大の魅力。この恵まれた環境を活かした活動を通じて、人と地域、そして暮らしが繋がっていくような場にしていきたい」という熱い想いを語ってくれました。

奥様のなおみさんは、「この活動を通じて「岩手に新しい小学校をつくる会」を知ってもらい、仲間を増やし、関心を持つきっかけにして欲しい」と語ります。
継続的にキャンプを開催することで、会の目指す教育に対するフィードバックを得る機会にもなると考えているそうです。


「岩手に新しい小学校を作る会」の代表理事を務める
吉田大介さん(右)と奥様のなおみさん(左)


今後も同じような活動は行なっていくとのことで、公式のHPやFacebookで随時情報を更新していくようです。
興味のある方は是非参加してみてはいかがですか?

岩手に新しい小学校を作る会公式HP  /   公式Facebook