そば打ち体験で広がる交流の輪 ~田頭コミュニティセンターで移住者交流会を開催しました~

1213日(土)、田頭コミュニティセンターで

「そば打ち体験で移住者交流会」を開催しました。

 

当日は、Iターン・Uターンで八幡平市に移住された方と地域の皆さん、合わせて10名が参加。


そば打ちという共同作業を通じて、自然と会話が生まれ、温かく和やかな交流会となりました。

 

地域に根付くそばの達人が講師に

講師を務めてくださったのは、八幡平市男の料理研究会・西根はっとの会(会長:畑山勝美さん)の皆さん。

結成から20年以上、月1回の定例会で技を磨き、市内外のイベントで手打ちそばを振る舞ってきた、まさにそばの達人です。

 

八幡平市男の料理研究会・西根はっとの会

 

初挑戦でも本格派!八幡平市産そば粉で二八そば

参加者のほとんどが、人生初のそば打ち体験。
それでも、講師の皆さんの丁寧な指導のもと、八幡平市産そば粉を使った二八そばに挑戦しました。

 

 

そば打ちを体験する前に、デモンストレーション。打ち方をレクチャーいただきました。

 

 

 

「そば打ちで一番大事なのはこねです。指先を使い、両手で粉をすくい上げるように混ぜること。」とポイントを教わりました。

 

 

 

何度も何度も、体全体を使ってこね続けると、「難しい」「暑くなってきた」と言いながらも、生地は次第に柔らかく、なめらかな手触りへと変化していきました。

  

麺棒でのばし、いよいよそば切りへ  

 

 

生地を麺棒で均等にのばし、打ち粉を振って折りたたんだら、いよいよそば切り。 

 

 

 

 

「包丁はまな板に対して直角に立て、同じリズムで切ると巾がそろいます。」
そんなアドバイスを受けながら、皆さん真剣な表情で包丁を動かします。

 

 

「太かったり細かったり揃わない。」
「人生初のそば打ち。難しいけど楽しい!」

 

 

 

苦戦しつつも、完成したそばを前に、達成感あふれる笑顔が並びました。

 

 

打ちたて・ゆでたての味に感動

いよいよ実食!

3日前から仕込んでいたという特製そばつゆをかけ、
打ちたて・ゆでたてのそばをいただきます。

 

   

 

「自分で作ると、格段においしい」
その一言に、皆さんも口々に「おいしい、おいしい」と大きく頷いていました。

  

十割そばとの食べ比べに感動の声

続いて、西根はっとの会の皆さんが打った十割そばを試食。
自作のそばとの食べ比べに、驚きと感動の声があがります。

 

 

「香りが全然違う。」
「これまで食べた中で一番おいしい。」
「そばも最高だけど、そばつゆが本当においしい!」

打ち手の技を間近で体感できる、貴重なひとときとなりました。

 

そばを囲んで、移住の想いを語り合う

 お腹も心も満たされたあとは、参加者と西根はっとの会の皆さんを交えて交流会へ。

  

 

交流会では、移住に至るまでの背景や覚悟、そして現在の暮らしについて、率直な言葉が交わされました。

 

 

移住のきっかけは人それぞれです。

プログラミング合宿イベント“スパルタキャンプ”をきっかけに八幡平市に移住した人

「移住=永住」と覚悟を決め、これまでの生活をすべて手放して来た人

不便さの中に生きがいを見出し、八幡平市での暮らしを楽しんでいる人

 

Iターン、Uターンなど移住の形もさまざまで、同じ土地に暮らしていても、歩んできた道は一人一人違います。

地域との関わり方も多様で、自治会長や消防団として積極的に地域活動に関わる人もいれば、仕事の都合などから、なかなか交流の機会が持てない人も。

 

 

地域の方からは、
「岩手山を見ると、帰ってきたなと思う」
「移住された方に、どんな距離感で声をかけていいかの悩むことがある」
といった故郷への深い愛着と、新たな住民との関係づくりへの戸惑いなど本音も聞かれました。

 

交流の場が、理解とつながりを深める

 

 

八幡平市が好きという共通点はありながらも、歩んできた道や将来への考えは人それぞれ。
だからこそ、互いを知り、想いを共有できる場の大切さを改めて感じる時間となりました。

 

 

内容を変えて、次回も開催予定です。

次回の開催日時は未定ですが、内容を工夫しながら、引き続き交流会を実施していく予定です。

その際は、ぜひお気軽にご参加ください。

 

最後に、

ご参加いただいた皆さん、

そして八幡平市男の料理研究会・西根はっとの会の皆さん、

本当にありがとうございました。