今回は、古代小麦の魅力に惹かれ八幡平市の自然の中で「麦づくりからパン作りまで」を一人で行う、羽沢茉奈さんの物語をご紹介します。
古代小麦との出会い
羽沢さんは長野県出身です。
パン職人として修行していたとき「古代小麦」と出会いました。
古代小麦は、現代の小麦のように品種改良されていないため、生命力が強く、麦本来の豊かな風味が特徴です。
その味わいと力強さに魅せられた羽沢さんの「麦そのものの味を生かしたパンを作りたい」という思いが、八幡平市への移住へとつながりました。
八幡平市へ移住 蔵をリフォームしてパン屋を開業
羽沢さんが移住先に決めたのは、農業を営む父親の実家がある八幡平市。
そこには、長い間使われていなかった「蔵」がありました。
羽沢さんはその蔵を自らリフォームし、2025年に「農家パン
VERUM」を開業します。
移住の理由を聞くと、羽沢さんはこう答えます。
「そこに蔵があったから。」
蔵があり、麦を育てられる畑があり、農機具もある。
さらに薪窯を作るスペースまである。
つまりその場所は、羽沢さんが思い描く理想のパン作りをすべて実現できる場所だったのです。
しかも蔵は、一年を通して室温が比較的安定していてパン作りには適していました。
古代小麦の力を生かしたシンプルなパン作り
羽沢さんが使うのは有機古代小麦。
それと自家製発酵種
、塩(のだ塩)そして水。これだけ。
とてもシンプルです。
麦は石臼で自家製粉し、
生地は、自作の薪窯でじっくり焼き上げます。
焼きあがったパンは、麦の味がしっかり感じられ、時間が経っても香り豊かです。
現在販売しているパンの種類
現在、農家パン VERUMでは、
有機古代小麦パン(4種類)
自家栽培 無農薬ライ麦パン
胡桃レーズンパン
を提供しています。
将来的には、すべて自家栽培の小麦でパンを作ることを目標にしているそうです。
「自分が信用できるパン」を作りたい
羽沢さんが目指しているのは、
「自分自身が本当に信用できるパン」
麦がどのように育ち、どんな過程で粉になり、どんな行程でパンになるのか。
そのすべてを自分の目で確かめたい。そう考えたときに
「最初から最後まで自分で作る」という答えにたどり着きました。
パンを焼くのは月に5回。
仕込みは2日前から始まり、
薪窯に火を入れるのは2日目の午前1時。
そして、午前3時ごろからパンを焼き始めます。
こうしてじっくり焼かれたパンは、麦の香りが豊かで、噛むほどに味わいが広がります。
焼きあがりました。
「まず食べてみてください。そうすればわかるから。」
実際に焼きあがったパンは、
時間が経っても香り高く、口に入れると麦の味がしっかりと広がります。
有機古代小麦のパンの力強さは、食べてこそわかる味でした。
農家パン VERUMの購入方法
「農家パン VERUM」は現在、予約販売のみとなっています。
農家パン VERUM
岩手県八幡平市滝沢36-1
注文:Instagramの🔗(リンク)から予約できます。
Instagram https://x.gd/J8619
🔗(リンク)をクリックすると発送と工房受け取りどちらかを選ぶことができます。
出張販売のお知らせ
2026年4月から、
大更郵便局で月2回の出張販売を予定しています。
日程などの詳細は、Instagramでご確認ください。
こだわりが詰まったパンは、まさに麦そのものの味を楽しめるパン。
味わってみてはいかがでしょう。
※ちなみに、おすすめの食べ方は、カリッと焼いたトースト。温めた方が更に香りが立ち香ばしいとのことです。
羽沢さんは、オリーブオイルをひいたフライパンで両面焼いて、スープとともに、あるいは卵料理、サラダ、お肉料理…いろんなお料理を乗せて食べるのがイチオシ。王道ですがチーズもよく合うとのことでした。










