6月3日、タイ王国のタマサート大学から9人の学生が八幡平市を訪れ、10日間のホームステイプログラムが始まりました。
6月3日:到着・対面式
学生たちは新幹線でいわて沼宮内駅に到着。市の職員が出迎え、八幡平市へ移動しました。市役所では対面式が開かれ、ホストファミリーと初めての顔合わせ。まだ緊張の面持ちの中にも、笑顔で握手や挨拶を交わす姿が見られました。
6月4日:八幡平山頂〜ドラゴンアイ・フォレストアイ見学
午前中はアスピーテラインを通って八幡平山頂へ。標高1,600mを超えるエリアは空気がひんやりと澄んでおり、学生たちには新鮮な環境だったようです。
毎年初夏にだけ現れる「ドラゴンアイ」の見学。あいにくの天気ではありましたが、まだまだ雪の残る山頂で、学生たちは次々とスマートフォンやカメラで撮影していました。
ある学生は、「とっても寒いけど、もう慣れた」と話していて、タイと八幡平の気候の違いを感じていました。
午後は市内の森林学習施設「フォレスト・I (アイ)」を訪問。木工体験施設の工房を見学し、地元産材を活用した製品づくりの現場を見学しました。
6月5日:不動の滝見学
この日は、市内の名所「不動の滝」へ。岩肌を流れ落ちる清らかな水と、苔むした森の風景が広がり、まるで別世界のようでした。
道中では野鳥の声や山の香りに包まれながら、自然とのふれあいを楽しみました。
6月6日:龍泉洞見学
この日は岩泉町にある「龍泉洞」へ遠出しました。全長4,000m以上ある日本三大鍾乳洞のひとつで、神秘的な鍾乳石と透き通った地底湖が見どころです。
この日は気温が27℃まで上がり汗ばむ陽気でしたが、中に入ると気温は約10℃。タイの気候との違いに驚きながらも、ライトアップされた幻想的な空間に感動の声があがりました。
狭い階段をどんどん上がっていき、洞内の頂上に到達したときには「もう動きたくない」と話す学生もいましたが、みんな無事に戻ってくることができました。
途中洞内を飛び回るコウモリを見つけることもできました。
次回予告
次回は、後編として小学校訪問、東慈寺見学、日本文化体験、浴衣での夕食会、そして別れのセレモニーまでをご紹介します。
タイの学生たちと八幡平の人々のあたたかな交流の記録を、どうぞお楽しみに。