タマサート大学生、八幡平での交流記【前編】

6月3日、タイ王国のタマサート大学から9人の学生が八幡平市を訪れ、10日間のホームステイプログラムが始まりました。


八幡平市とタマサート大学の交流は、旧西根町時代から30年に渡り続いていて、これまでに述べ300人以上の学生を迎えてきました。

前編では、1日目から4日目までの様子を詳しくご紹介します。

6月3日:到着・対面式

学生たちは新幹線でいわて沼宮内駅に到着。市の職員が出迎え、八幡平市へ移動しました。市役所では対面式が開かれ、ホストファミリーと初めての顔合わせ。まだ緊張の面持ちの中にも、笑顔で握手や挨拶を交わす姿が見られました。

長旅が終了し、市役所に到着しました。

担当職員から、これから行う対面式とこの先10日間の簡単な説明を受けています。
対面式後に全員で記念撮影。これから10日間のホームステイが始まります!

6月4日:八幡平山頂〜ドラゴンアイ・フォレストアイ見学

午前中はアスピーテラインを通って八幡平山頂へ。標高1,600mを超えるエリアは空気がひんやりと澄んでおり、学生たちには新鮮な環境だったようです。

毎年初夏にだけ現れる「ドラゴンアイ」の見学。あいにくの天気ではありましたが、まだまだ雪の残る山頂で、学生たちは次々とスマートフォンやカメラで撮影していました。

ある学生は、「とっても寒いけど、もう慣れた」と話していて、タイと八幡平の気候の違いを感じていました。

ドラゴンアイをバックに記念撮影📸

午後は市内の森林学習施設「フォレスト・I (アイ)」を訪問。木工体験施設の工房を見学し、地元産材を活用した製品づくりの現場を見学しました。

施設の方から説明を受けています。

その後、施設の周辺をゆっくり散策しながら、八幡平の豊かな自然を肌で感じました。

6月5日:不動の滝見学

この日は、市内の名所「不動の滝」へ。岩肌を流れ落ちる清らかな水と、苔むした森の風景が広がり、まるで別世界のようでした。
道中では野鳥の声や山の香りに包まれながら、自然とのふれあいを楽しみました。


滝の目でもみんなで記念撮影📸

6月6日:龍泉洞見学

この日は岩泉町にある「龍泉洞」へ遠出しました。全長4,000m以上ある日本三大鍾乳洞のひとつで、神秘的な鍾乳石と透き通った地底湖が見どころです。

この日は気温が27℃まで上がり汗ばむ陽気でしたが、中に入ると気温は約10℃。タイの気候との違いに驚きながらも、ライトアップされた幻想的な空間に感動の声があがりました。

狭い階段をどんどん上がっていき、洞内の頂上に到達したときには「もう動きたくない」と話す学生もいましたが、みんな無事に戻ってくることができました。

途中洞内を飛び回るコウモリを見つけることもできました。

顔出しパネルはみんなで並んで1人ずつ撮影していました。
ひんやりした洞窟内にて

地底湖の様子です。学生たちは感動した様子で、静かに写真に収めていました。

次回予告

次回は、後編として小学校訪問、東慈寺見学、日本文化体験、浴衣での夕食会、そして別れのセレモニーまでをご紹介します。
タイの学生たちと八幡平の人々のあたたかな交流の記録を、どうぞお楽しみに。