友好都市「沖縄県名護市」とのつながり【連載 第2回(全3回)】

人とのつながり

これまで人事交流で八幡平市へ派遣されたメンバーからなる”山賊団”の方々のもとを訪ねました。

第一子誕生と名前の由来


座喜味 盛一郎(ざきみ せいいちろう)さん(平成26年度名護市からの派遣職員)と長女の燦(さんさ)ちゃん

「当時妊娠中の妻と八幡平へ行き、派遣期間中に第一子の”さんさ”が産まれました。”さんさ”という名前は、「八幡平さくらさんさ愛好会」の方々から教わって一緒に踊ったときに魅力を感じた”盛岡さんさ踊り”と”太陽燦々”という言葉が由来になっています。今も時々さんさ踊りの動画を見て踊ったり、八幡平や岩手のことを家族で話しているので、娘も段々詳しくなってきました。
未知の世界だった冬の寒さや雪のある暮らしでは、ホッカイロや石油ファンヒーターの使い方を初めて知りました。実は、名護に戻ってから石油ファンヒーターを買って、冬になると自宅で使っているので、まわりの人には珍しがられますが、あの時の経験が今も活かされているんです。
久しぶりに八幡平へ行って思い出を巡ったり、本場のさんさ踊りを見るのを楽しみにしています!」

小学生になった燦ちゃんに岩手県の場所を尋ねてみると、すぐに地図を指差して場所を当ててくれました!🗾

「名護さくらまつり」のオープニングパレードで「八幡平さくらさんさ愛好会」を中心とするメンバーと「盛岡さんさ踊り」を踊る燦ちゃん(写真右)


「八幡平さくらさんさ愛好会」から記念に贈られた太鼓とTシャツを着てポーズを決める燦ちゃん✨



「八幡平でがんす」と「おでんせ八幡平」


伊波 寿々歌(いは すずか)さん(平成29年度名護市からの派遣職員)

「沖縄以外で暮らしたことがない私にとって、八幡平での暮らしは全てが新鮮で楽しすぎる1年間でした!日々、感動することや衝撃を受けることが山ほどあって、「この出来事をもっとみんなに知ってほしい!」という思いから、八幡平で現地レポート「八幡平でがんす」を毎月発行することにしました。両市役所内の掲示板にも掲載されたので、各方面から「見たよ!」と声を掛けてもらうことが増えてうれしかったです。
他にも、派遣期間中に「おでんせ八幡平」というコラムを3ヶ月に1回、名護の広報誌に掲載してもらって、名護市民の方々にも「いつか八幡平に行ってみたいな」と思ってもらえるような情報を届けていました。(「おでんせ」とは、岩手の方言で「ようこそ」の意味があります)

1年間という限られた時間の中で八幡平を知り尽くそうと思って、岩手山、七時雨山、姫神山に登ったり、JR花輪線に乗って移動したり、山菜の存在や独特な味わいを知ったり、八幡平で過ごした日々を鮮明に覚えています。ただ、岩手山登山では、辺り一面真っ白で山頂からの景色が望めなかったのでいつかリベンジしたいです!」


当時、商工観光課に配属された伊波さんが発行していた現地レポート「八幡平でがんす」📄
写真とコメントが絶妙で毎号読むのが楽しみになる内容でした👀
伊波さんは元々写真撮影が好きだったこともあり、行く先々での撮影も楽しみだったようです📷


ほぼ毎年行く場所に

柳澤 大輔さん(平成29年度八幡平市から派遣)

「私は名護市役所税務課に派遣されました。雪が降らなくてタイヤ交換が要らない冬は快適だなと思いました。1年間で特に印象的だった出来事は、映画にエキストラ出演したことです。名護市は映像作品のロケ地として使用されることが多いので、草彅剛さん主演の【クソ野郎と美しき世界】(平成30年公開)という映画のエキストラ募集に応募してみたら出演できることになりました。セリフがある演技より、セリフの無い演技の難しさを知るという学び多き経験でした。

派遣期間終了後もほぼ毎年旅行で名護へ行っていますし、これからも名護の方々との交流や観光を楽しみにしています!」

名護でたくさん食べたという「沖縄そば」は、岩手県内で開催される”沖縄物産展”などで購入して懐かしの味を堪能しているそうです🍜


次回(最終回)は、名護市の旬の話題や新たなチャレンジについてご紹介します。