皆さん、沖縄県名護市をご存知ですか?
現在、八幡平市は2つの都市と姉妹・友好都市締結を結び、交流を続けています。
【姉妹都市:岩手県宮古市、友好都市:沖縄県名護市】
今回の特集では、友好都市である沖縄県名護市との交流の様子や人とのつながりについて、令和6年10月に名護市を訪問した際の現地取材レポートを交えてご紹介します。友
交流のきっかけ
旧松尾村(現八幡平市)において、八幡平さくら祭りを始めたのをきっかけに、日本一早く桜が咲き、同様の桜祭りを開催していた沖縄県名護市との交流を始め、昭和63年(1988年)1月に友好都市を締結。八幡平市への合併後も、これまでの友好関係を受け継ぎ、平成19年(2007年)1月に友好都市を再締結しています。
現在、両市役所において職員相互派遣(1名、任期1〜2年間)の人事交流を行っているほか、名護市で1月に開催される「名護さくら祭り」、八幡平市で10月に開催される「八幡平山賊まつり」へ互いに参加するなど、交流が続いています。
名護市ってこんなところ💡
出展:名護市公式ウェブサイト
比べてみよう!
【名護市】 【八幡平市】
総面積 210.90k㎡ 862.3 k㎡
総人口 64,727人 23,179人
世帯数 32,757世帯 10,787世帯
(令和6年12月末時点)
日本建築学会賞を受賞し、斬新なデザインで有名建築物としても知られる名護市役所
名護市役所の「友好・姉妹都市コーナー」には、昭和63年、松尾村時代に贈られた「南部曲り家の置物」(写真右下)と平成19年に八幡平市から贈られた「安比塗漆器」(写真左上)が展示されていました。
市役所からすぐ近くの場所にある名護市民の憩いの場[21世紀の森ビーチ]🏖️
交流の様子
「名護さくら祭り」
令和5年1月に名護市で開催された「名護さくら祭り」では、佐々木孝弘八幡平市長をはじめ、市の関係者が参加したほか、「八幡平さくらさんさ愛好会」がオープニングパレードで「盛岡さんさ踊り」を演舞しました。
「八幡平山賊まつり」
令和6年10月に八幡平市で開催された「八幡平山賊まつり」で名護市の特産品を販売する道の駅許田(きょだ)のスタッフの方々。
「八幡平山賊まつり」での出展のため、何度も八幡平市を訪れている道の駅許田やんばる物産センター副駅長の渡具知 夏也(とぐち なつや)さんを訪ねました。
「八幡平山賊まつりでの売れ筋商品は毎年傾向が変わるので、黒糖が予想以上に売れた年があって翌年に大量に用意したら予想が外れたりして…3日間の天候によっても変わるので、毎年販売する商品の構成は試行錯誤して準備しています。
八幡平に行ったら、仕事の合間に観光や食、久しぶりに会う方々や担当者との交流を楽しんでいます!数年前に人事交流で派遣された八幡平市の職員とは仕事や趣味を通じて仲良くなって、今でもやり取りがあるので身近に感じていますし、土地と人柄が好きです!」とうれしいお言葉をいただきました。
ちなみに、渡具知さんが日常的に食べるおやつは「ポーポー」という小麦粉と油味噌で作られたクレープのような焼き菓子で、沖縄県の伝統的なお菓子のひとつだそうです。
道の駅は大きく分けて、やんばる地域12市町村の特産品や四季折々の農産物が並ぶ売り場と、ステーキ・沖縄そば・タコライス等の店舗が入ったフードコートの2つのエリアがあります。
さらに、通路には天ぷらやお寿司、サーターアンダギーやぜんざいなど、テイクアウト専用の店舗がずらりと並んでいるので、手軽に食べることができます!

ここでしか買えない!道の駅内の工房で手作りしている大人気商品「チョコもち」
ココナッツミルクとチョコレートの優しい甘さに加え、もち米のしっとりもっちりした食感が絶妙な味わい😋「八幡平山賊まつり」でもあっという間に売り切れるほど全国にファンがいる名護の特産品です!
2024年7月、道の駅許田30周年を記念して販売されたオリジナルクラフトビール「KYODA ALE(許田エール)」は「八幡平山賊まつり」でも販売されました🍺
沖縄県産バナナの販売コーナー🍌こちらも「八幡平山賊まつり」ではあっという間に完売してしまうほどの人気ぶりでした!
道の駅許田の宝くじ売り場は、過去に高額当選が複数出ており、全国的にも「当たる売り場」として話題になっているそうです!
ちょうどジャンボ宝くじ発売期間中ということで「当選パン」なる縁起の良さそうなパンが販売されていました🎯
沖縄県第一号となる道の駅で「旅好きが選ぶ!日本人に人気の道の駅ランキング2020」でグランプリに選ばれた道の駅許田(運営会社:やんばる物産株式会社)は、沖縄自動車道許田ICから車で10分ほどの立地ということもあり、多くの利用客で賑わっていました🚩
意外と穴場だという2階の休憩スペースからはゆったりと名護湾を見渡すことができます🌊
なお、以前は道の駅内の飲食店で八幡平市産のお米を使用していたそうですが、現在は精米機の故障により使用していないとのこと🌾
「今後、両市の道の駅でお互いの特産品が買えるようになれば、多くの人が友好都市の存在を知って、身近に感じられると思うので、実現に向けて検討を進めたいです!」と継続的な物販交流への期待を膨らませる渡具知さん。
次回は、両市の人とのつながりをご紹介します!