味噌茶屋にレンタルスペースをオープンした理由【連載 第3回(全3回)】

レンタルスペースをオープン

レンタルスペースの様子

人との交流を大切にする本宮さん。新しい取り組みとして、味噌茶屋の休憩スペースをレンタルスペースとして貸し出すようにしたそうです。

「今の会社に入社してから、他県の打ち合わせなどで、レンタルスペースを活用してミーティングをする機会もありました。レンタルスペースというものがあるとは知っていましたが、実際に使ってみて便利だなと思ったんです。そして、弊社の周りにはないと言えばないなと思いまして。

もちろん、公的な施設など、申請すれば使えるスペースはあります。ただ、もっと気軽に、色々なことができる場所があってもいいかなと。味噌茶屋の中には、休憩スペースとして提供している場所があります。ご自由にどうぞという提供の仕方もありますが、一部貸し切りもしくは全部貸し切りで気兼ねなく使っていただける場所としても活用できれば、もっと何かお役に立てる部分があるのではないかと考えました」

休憩スペースとして開放している時間帯にも、無人の時はある。レンタルスペースとして活用する案を社内で提案したところ、すんなりと通ったそうです。

「社内の反応としては、まーみたいな、へーみたいな感じで笑 2020年3月にレンタルスペースとしてもご利用いただけるようにしました」

フリーWi-Fiも完備

レンタルショップの使い方のイメージとしては、イベントなどに使う形を想定していると言います。

「レンタルスペースの活用イメージとしては、ワークショップや体験教室、気密性が高くないような打ち合わせなどで使っていただける場としていだければと考えています。最終的には、例えばパンを作っていてパン屋を開きたいけれどお店を出すまではまだ出来ないという方などが、チャレンジショップのような形でこの場を使って販売する、または何かに挑戦したい方を後押しできるような場所になってくれればいいなという気持ちがありますね。

実は、私が幼少期の頃は、何か物を作るような体験イベントというのは、この界隈ではほとんどなかったんです。だからこそ、夏休みなどの長期休みに、体験教室などのイベントも開催できる場所にできれば面白いだろうなと。この場所を活用して、人と人との輪が広がるような場所にしていきたいと思っています。みなさんが集まって、何かができる場所というのに落ち着いてくれれば、レンタルスペースを開いた意味があるかなと。

地域の中の人だけではなく、少しずつ外の人にも広がってくれれば嬉しいですね。内外で交流の輪が広がれば、今までは知り得なかった情報や体験を知ることができますから。外と内という表現はおかしいかもしれませんが、内外の垣根を問わず交流できる場として育てば、面白いだろうという想いがありますね」


団体の方だけではなく、一人の人の利用も可能です。

「レンタルスペースは、お一人でのご利用もできます。その場合、全貸し切りというのは難しいですが、半個室にしてほしい場合は衝立で対応します。チラシには1団体と表記していますが、人数に限りはありません。1人でも10人で来ていただいても料金は変わりません、という意味を込めて1団体と表記しております。ちなみに、おかわり自由のコーヒーを飲みたい場合は、別途お一人様200円を頂く形です。Free Wi-Fiも完備しています」

※最新情報は店舗にご確認ください

「まだスタートしたばかりなので、いいなと思うことは取り入れていきたいです。これが最終形ではなく、徐々にいいものは取り入れて、みなさんが使いやすくなるようにしたいなと思っています」

よどみなく話をしてくださった本宮さん。ビジョンを見据え、人とのつながりの輪を大切にしながら、行動をされています。体験教室など、レンタルスペースを利用してみたい方は、味噌茶屋を訪れてみてはいかがでしょうか。

店名: 麹屋もとみや味噌茶屋
住所: 〒028-7541 岩手県八幡平市寺志田165−28
Tel  : 0195-63-1700
HP  : https://kojiyamotomiya.com/misocyaya_info/
Twitter:https://twitter.com/misochaya



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text: yuko matsumoto