りんどうの花を通して豊かな時間と体験を!「花育」のようす【レポ】


八幡平市のブランド花「安代りんどう」は栽培から50年が経過しました。
栽培面積・生産量・販売額ともに日本一を誇り、国内はもとよりオランダ、アメリカ、香港、シンガポールなど海外にも輸出され、発色の良いハイグレードな花として高級生花店やホテルなどで人気を博しているグローバルなフラワーブランドです。
今回は市内の安代小学校と田山小学校の児童を対象にした『花育』のようすをご紹介します。

花育(はないく)とは・・・「花や緑に親しみ、育てる機会をとおして、やさしさや美しさを感じる気持ちを育むこと」。

出展:農林水産省

田山小学校の5・6年生と安代小学校の6年生が八幡平市瀬ノ沢のりんどう畑に集まり、JA新いわて八幡平花卉生産部会部会長 齋藤正樹さんからりんどうのお話や収穫方法を教わりました。

花の咲き具合をよく見て「切り前」に気を付けて収穫が行われていることを学びました。
それではいよいよ収穫です!

生産者が講師となり、手作業で1本ずつ行う収穫作業を丁寧に説明していました。

収穫したりんどうを披露する児童たち😀

自分で選んで収穫したりんどうを持って記念撮影📸

りんどう畑から次の作業場所までバスで移動しました🚌

齋藤さんの作業場に移動し、品種ごとに決められた規格に合わせて手作業で行う選別方法を教わりました。

真剣な眼差しでりんどうを1本1本チェックしながら選別する児童たち👀

選別後は「花処理ライン」という機械を使い[①要らない下葉を取る②茎を切り揃える③紐で結ぶ]作業を教わりました。


今回は「花育」のため特別に5種類のりんどうを1つの束にして機械へ流しました。


【水揚げ】機械から出てきたら長時間の輸送に耐えられるように3~4時間ほど水を吸わせます。


続いて、出荷時に使用する箱の組み立て方や箱詰め方法を教わりました。最初は箱を組み立てるのに苦戦していた児童たちもコツをつかみ次々と箱を完成させていました。実際の箱詰めは出荷日の朝に行われるそうです。

ここで「りんどうの楽しみ方」を紹介!八幡平市花き研究開発センターの鈴木里奈さんからりんどうを使って手軽に作れるフラワーアレンジメントを教わりました💐

最後は講師の説明に耳を傾けながらメモを取ったり質問をしたりして学習を振り返りました。小学生のうちからプロの仕事ぶりに触れ、花を通して地域へ関心を持ったり特産品について理解を深めることができる貴重な経験になったのではないかと思います。
子どもも大人も「花育」を通して花に触れ心豊かなひとときを過ごすことができました❀




郷土愛をテーマに2002年に始まった岩手朝日テレビ【第20回IATふるさとCM大賞】では、りんどう生産者の方々にも協力していただき、わずか15秒に「りんどう」への思いを込めてCMを制作し【テーマ賞】を受賞することができました📺
今回の花育の講師を務めた齋藤正樹さんも出演しています!
IATで年間50回(2023年)放送されますので、CMが流れた際はぜひ注目してみてください♪



「八幡平市の花【リンドウ】」