田頭小学校の田植え体験授業のようす【レポ】

田頭小学校で田植え体験授業が行われました!

八幡平市には、田植え〜収穫〜販売までを体験する授業を実施する小学校が多数あります。

今回は、5月29日に行われた田頭小学校の授業を見学させていただきました!




田植えを体験するのは、田頭小学校5年生14名。
全員とにかく元気いっぱい!初夏の夏空の中に、子どもたちの元気な声が響き渡ります。

田植えに先立って、5月23日に事前授業が行われていたそうで、子どもたちの動きはスムーズです。中には、顔に泥をつけながらも頑張っている子も!


手持ちの苗がなくなると「苗くださ〜い!」というハツラツとした声が飛び交います。
田んぼの縁から農家の方に苗を放ってもらい、新しい苗で田植えを再開😁

田植え授業は、機械を使った田植えではなく伝統的な手植えで実施されます。
最初はなれないぬかるみに足をとられて「ギャー」と言っていた子も、最後には「足が軽い」と驚いていました。

農家の方々、校長、副校長、先生、保護者も見守る中、いよいよ最後の列へ。

「最後だからゆっくり丁寧にだよ」という農家の方の声に合わせ、1本ずつ丁寧に植えられます。

約1時間半ほどで、4aの田植えが完了しました!

みのりの秋に向けて、農家の方が管理する田んぼの様子や稲の成長過程を、子どもたちはいつでも見ることができます。

最後の感想発表では、「楽しかった!」「なかなか体験できない田植え体験ができて楽しかったです」という声が多かったです。

次は育てたお米の収穫体験が秋に行われる予定。

田植え→稲刈り→脱穀に引き続いて、最後には道の駅にしねで11月中旬頃に販売されます。
脱穀は昭和30年代に活躍した足踏み脱穀機を使用、販売も子どもたちがデザインしたパッケージが採用されるとのこと。
1年を通じて、お米の成長〜販売の流れを随時体験できるようになっています。

田植えを指導している農家・遠藤光明さんの言葉
「食物を大事にする心が伝わったら一番。大人になって、もしかして米作り農家になる子がいてくれれば嬉しいですね」

宮康幸校長先生の言葉
「楽しく、伝統的な田植えを味わってくれるたらいいなと思います。今は、田んぼの中に素足で入ることや伝統的な手植えを経験している子は少ないです。伝統が息づいているところで生まれている子がほんの一瞬でも伝統の一端を経験することは、生涯の貴重な経験になると思います」

見学させていただきありがとうございました!元気よく始終楽しい声に満ちていたことが印象的です。特に子どもたちのパワーに圧倒されました!田園風景を眺めたことはあっても、実際に中に入る機会は少ないですよね。豊かな自然と活かした授業は貴重な体験だと思います。次の収穫体験も楽しみですね😊