「タラの芽収穫体験で移住者交流会」~里山で触れ合う心


春の訪れを感じる2025426日(土)、八幡平市五日市の里山で、「タラの芽収穫体験で移住者交流会」を開催しました。

参加された皆さんは、自然に触れ、移住者の皆さんが地域の方々と交流を深める貴重な時間になりました。


案内は五日市里山を考える会のお2

(左から)佐藤良明さん、小林清功さん

五日市里山を考える会とは

「五日市里山を考える会」は、里山の間伐と間伐材を利用して薪づくりやしいたけ栽培用のほだ木加工など森からの資源を活用し、里山の保全活動を行っています。メンバーは森のエキスパートたちです。今回もお2人による豊富な知識で里山や山菜について学びながら収穫体験をすることができました。



 さぁ!春の恵みを見つけましょう 

初めてのタラの芽収穫。佐藤さんに教えていただき採ります。

  タラの木はとげがあるので皮手袋つけて対策は完璧。


タラの芽 採れました!


里山を進んで行きます。





時々、立ち止まって山菜について教えていただきます。


タラの芽は手の届きにくい上のほうにあることが多く、
小林さんが持っているのはタラの芽を採るためのお手製の道具。柄の先に鉤(かぎ)がついています。タラの木に引っかけて、自分の方にたぐり寄せて芽を採ります。


天然しいたけ発見!

驚きとともに大喜び!

肉厚で香り高い!


ぜんまいです。


そろそろ里山を下ります。取れ高はどうだったのでしょう。 



たくさん採れました!



 今年は、例年に比べると少し遅めの山菜シーズンとなりましたが、皆さんの収穫量は上々でした。

 1時間ほどかけて歩き、山菜の王様といわれるタラの芽をはじめコシアブラ、ハリギリ、ぜんまいなど、多くの山菜を採ることができました。

  


春の味覚を堪能!採れたての山菜は天ぷらに

山菜採りをしたあとは、前日に小林さんたちが収穫してくださっていた山菜とあわせて、地域の皆さんと一緒に天ぷらにしていただきました。 


衣はサクッと軽く、嚙んだとたんに山菜特有の香りとほろ苦さが口いっぱいに広がります。自然のパワーを感じるような味わいに参加した皆さんの箸が止まりません。


 

心ふれあう交流の時間

お腹が満たされれば話がはずみます。

まずは全員の自己紹介からスタートし、それぞれが感じる「八幡平市の魅力」を語り合いました。 



 「時間がゆったりと流れている」「自然が豊か」「水のおいしさと温泉」「地域の人の温かさ」「人間関係のしがらみが少なくて気楽」——というみなさんの言葉に「なりたい自分を実現できる場所」が八幡平市なんだと感じました。

 

 

八幡平市の魅力再発見

交流会の終わりに、「五日市里山を考える会」の小林清功さんから「地元で育った人間にすると、(八幡平市の)魅力はなかなか認識していない部分が多い。今回皆さんの話を聞けて本当に良かったと思います。こういう交流が続けばいいなと思うし、皆さんと仲良くできたのが最高の財産になりました。ありがとうございました。」という言葉をいただきました。


この日は、地域の方々と移住された皆さんとの貴重な交流が生まれた心に残るひとときでした。

 

「五日市里山を考える会」の皆さん、地域の皆さんに感謝申し上げますとともに参加者の皆さん、お疲れさまでした。持ち帰った山菜が、それぞれの食卓で春を彩ったことと思います。